アロマと私の物語

最近、アロマに触れる機会があって。

 

よくよく考えてみると、好きな雑誌も、アロマのことをよく取り上げているし、
なんだか私と共通するものがあるのかなぁって。

 

ちょっと、私とアロマのつながりを、言葉にして自分に落とし込みたい!
と思うのに、なかなか思考が進まないから、
信頼するコーチRIEさんに、
「私とアロマのストーリーをつくるコーチングをお願いします」とお願いして、実行。
(ありがとうございます♪)

 

すると・・・
思いもしなかった、「私のありたい姿」が するするっと見えてきた。
この高揚感を、書いてみることにする。

 

 

アロマを初めて作った日のこと

昨年10月、たまたま会社のお休みをいただいた日。
いつも遊びに行っている里山にて「アロマづくりの実験をする」と聞き、
「めっちゃ楽しそう!どんな体験ができるんだろう?」
と行ってみた。

 

その日は、「月桃ゲットウ)を蒸留してみよう」というものだった。

 

ゲットウという言葉すら聞き慣れなくて、
その場でどんな植物か教えてもらったり、
自分でも検索してみたりする。
(そこで、沖縄では、月桃をお餅にして食べると知る。食べたい!!)

 

 

まず月桃の葉をたっぷり切らせてもらって、

f:id:coachlili:20210410095415j:image

 

蒸留器へ押し込む。


蒸留スタート♪

f:id:coachlili:20210410095430j:image


1時間以上、ひたすら、ぷくぷくぷく。。。

 

その間、アロマについて、いろんなお話を聴いた。

こうして蒸留しても、残った葉っぱは、また土に還って、新しい生命を生み出す。
また、アロマづくりには手仕事が必要なので、そこから雇用も生まれる。


いろいろな場面で「循環」をしているのね・・・と、
蒸留器の中で沸騰する水を見つめながら、思いを馳せる。

 

その間も、蒸留した液体は、ゆっくりと少しずつポタポタと溜まっていく。

 

途中、気化した液体が思いのほか少なくて、
葉っぱを追加したり、長めに蒸留したりと、手を打ってみる。
それでも、できた液体はほんのわずか。

 

植物の種類にもよりけりだけど、こうしてできあがる液体って、
だいたい葉っぱの重さに対して数パーセントらしい。

 

アロマって、手間と時間をかけて、
少しずつ少しずつ、つくられるんだなぁ・・・と、
なんだか新しい世界に触れたようで感動する。

 

その後、フローラルウォーターにして、完成。
里山でのびのび育ったアロマが、これから海を超えて愛されるのかなぁと思うと、
心がじんわりする。

 

最後に、お庭で摘んだローゼルでお茶をつくっていただいた。
ローゼルの実もすごくおいしかった。
ふぅ。しあわせ。。。

f:id:coachlili:20210410095439j:image

 

大人だけの楽しみで、とても充実した平日の午前中だった。

 

私にとって香りとは

私にとっての香りというのは、
心を落ち着かせてくれて、五感を呼び起こしてくれるもの。

 

だから、「その人ならではの香り」を持っている人に、どこか憧れていた。

 

ただ、もともと私は鼻が敏感で、人工的な香りは得意じゃない。
だから、市販のアロマオイルも刺激が強すぎることが多くて、
買う時もかなり慎重になっていた。

 

その一方で、あの日嗅いだアロマの香りは、
思いっきり鼻を近づけないとわからないくらい、ほのかな香りだった。

 

そして、植物が生み出すほのかな香りを全力で感じる体験そのものが、
これまでマスクを外して、いろんな匂いを楽しめていた日々が当たり前じゃなくて、
贅沢だったという気づきにつながった。

 

まさかの気づき

・・・と、ここまでの話をコーチのRIEさんにしていると、
「なんだか、私のコーチングを受ける時の感覚とそっくり」
とフィードバックしてくれた。

 

私のコーチングを何度か受けてくれたRIEさんいわく、
「人工的な香りが苦手、という私の話がとてもしっくりきた」のだそう。

 

それは、私自身が、話していて落ち着く人だから。
また、香りでその場の空気をパッと切り替えられるアロマみたいに、
私のコーチングも、モヤモヤしていたものからパッと切り替えてくれる力があると、
教えてくれた。
(とても嬉しい・・・!)

 

「私がアロマに感じていたものが、私のありたいコーチ像そのものなんだ」
という、大きな気づきをもらえた。

 

私は「もっと肩の力を抜こう」ということもこれから伝えていきたいのだけど、
それも「自然と共存する」というアロマのコンセプトと似てるなぁと。

これからも、そんな私の姿をそのまま発信していこうって、改めて思えた。

 

ストーリーは、そこにあるもの。

もうひとつ、
「ストーリーは、つくるものじゃない。そこにあるものを、言語化していくだけ」
ということにも気づけた。

 

冒頭に書いた通り、
私は「ストーリーをつくりたい」とコーチにお願いしたのだけど、
私が話したそのままがストーリーだった。

 

そんな大きな気づきをくれたアロマとコーチングに、今すごく感謝している。